days of thousand leaves

文学研究者のひとりごと

そして日常へ

昨日は学会発表でした。


正直にいって、今回ばかりはかなりの強行スケジュールだった
ので、このところ生活のリズムがめちゃくちゃになってしまって
おりました(迷惑をかけたであろう、いろいろな方、ごめんなさい)。



今回の論は、自分としても「完成」に至るにはまだまだ、という
状態だと思うのですが、一定の手応えはありました。


懇親会、二次会、といろいろな方から感想・意見を賜りましたが、
「地方文化」「農民文学」「公共性」といったキーワードに
対して、予想以上のリアクションがあったことは、今回無理をして
まで発表を引き受けたことの〈成果〉だったかな、と思います。


ついでに言えば、発表を機に、かなりひさびさに師匠にお会いし、
叱咤激励されたのもよかったな、と思います。
(ほとんど「叱咤」でしたが、お元気そうでなによりでした)


とりあえず、今後の課題としては「公共性」(公共圏)に関して
少し理論的な補強をすること、でしょうか。
(今回は、言説ベースで歴史性に関する話題に徹したので・・・)


それから、懇親会で学会電脳班(?)な人々と交わした会話も
興味深かったです。


なにはともあれ、これで一区切り。


当分は、粛粛と仕事をこなし、地道に勉強したいと思います。
それから、このところの話題作を、遅ればせながら読もうかなと
思います(村上春樹高橋源一郎阿部和重、等々)。