days of thousand leaves

文学研究者のひとりごと

カワハギの皮剥ぎ

先日、北海道にいる大学時代の先輩が東京に遊びに来る
ということで、大学時代の仲間たちが俄に集まりました。


こんな機会がなければなかなか集まらないような面々で
楽しく飲んだわけですが、その席で「釣りに行こう!」
という話になりました。



とはいえ、なかなか忙しいアラフォー世代。結局、予定を
合わせることができたのは、二人。


しかし、それでもとにかく出かけようということになり、
とある10月の土曜日早朝、車で三浦海岸まで出かけたのでした。


ボート釣り、しかもモーターを積んだ船は予約でいっぱい
だったので、手漕ぎ。私は往復の車の運転手役だったので、
一緒に行った友人の方が、ボートを漕ぐ役。


最初はやや波もあり、漕ぐのは大変そうでしたが、なんとか
ボート屋のお兄さんに聞いたポイントへ到着。


最初は、周りのモーターボートの人達が次々にカマス
釣り上げているのを尻目に、こちらはカマス用の仕掛け
(サビキ仕掛け)を持参していなかったので、羨ましく
眺めていました。


しかし、しばらくすると、われわれの本命だったカワハギが
つぎつぎと釣れ始めました。一時はほとんど入れ食い状態。


その後、カワハギフィーバーが去ってから、少し移動して
シロギス狙いに変えましたが、こちらもなかなかの釣れ具合。


昼過ぎまでの間に、すっかり大漁!
写真は、そのときの釣果を二人で山分けした後のもの。
(だから、実際にはこの2倍釣れたわけです。)
































久々の釣りを、友人と二人で満喫しました。


とはいえ、帰宅後にはこの魚たちをひたすら捌く、という
大仕事が…。


カワハギなんて捌いたことがなかったので、にわかに
ネットで調べて、ガンガン捌きました。カワハギという
名前の通り、この魚、皮をズルっと剥けるのが面白い。


皮を剥ぐのが楽しい、などと言うと残虐な感じですが、
ちょっと村上春樹の『ねじまき鳥クロニクル』なぞ
思い出しながら、黙々と皮を剥いたのでした(悪趣味)。


そういえば、去年の冬に大洗を旅行した時に見た
「アンコウの吊し切りショー」(…こう書くと、かなり
悪趣味な命名だなーと思う)でも、捌いていた調理人さんが
「こうやって皮を剥ぐのは気持ちいいんです!」と
言っていた気がする…。


で、こうして捌いたカワハギはその後、刺身に唐揚げに
鍋(肝が絶品!)、シロギス(と外道で釣れたメゴチ)は
天ぷらにして、すべて美味しくいただきました。


次はいつ行けるかわからないけれど、また行きたいもの
です。


*おまけ
こちらのボート屋さんにお世話になりました。どこかに我々二人の
姿がさらされております(笑)。