days of thousand leaves

文学研究者のひとりごと

成長(?)の記録 その2


御宿海岸にて(2014年8月)



古い友人に「続編は?」と訊かれて思い出したので、以前の続きを。


今回は、ばんび組編(保育園生活5年目)です。


2011年6月20日
息子(5歳)との会話から。「○○くん(自分の名)は大きくなったらおとうさんみたいになるの?」「そうだよ」すると突然、「そんなのやーだー」と不機嫌になる息子。え、そんなにキミの父はダメ親父なのか?!と落ち込みかけると……


……「だって○○くんがおとうさんみたいになったらおとうさんがふたりになっちゃうじゃん。そんなの変だよ。やだよー」と息子。なんかちょっとシュールな感じだけど、いやいや、父はジジイになってるはずです。


2011年7月1日
息子「ねえ、よっぱらってよ〜」父「え、朝から?!」ふと息子の足を見ると蚊が。正解は「追っ払ってよ〜」でした。一昨日5歳になった息子、まだまだ日本語はアヤシイ。今日も東京は暑くなりそうです。


2011年8月11日
テレビを見ながら「このネコは、まけてるネコ?」と息子。?? よくよく聞いてみると、野良猫=かってない(飼ってない)猫を、勝ってない猫、と理解していた模様。


2011年9月4日
間違い探しの絵本を見ながら「まちがいが、ごっつあります」と息子。なぜ関西弁? と思いながら覗きこむと「まちがいが5つあります」なのでした。


2011年10月23日
公園ではひとつ上のクラスのお姉ちゃんや同じクラスの友だちに遭遇。普段は人の言うことをなかなか聞かない息子、お姉ちゃんにはなぜか従順。年上女性には弱いタイプらしい。


2011年11月10日
ただいま息子の寝かしつけ中。なかなか眠れない息子はブツブツ小声で「ちょんまげマーチ」を唄っている。「ママのあたまにちょんまげがあったらママじゃなくて父上でござる」ビミョーに間違ってて吹き出してしまった。ママじゃなくてパパだよ〜(^_^;)


まだ眠れない息子、今度は保育園での話をし始めた。「こどもはあつぎしないで、さむぎでいいんだよって、せんせいがいってたよー」いや、「さむぎ(寒着?)」じゃなくて「薄着」だよーf^_^; 吹き出してしまって寝かしつけにならない。。


2011年11月16日
先日、息子にひらがな練習用の玩具を買ってやった。文字盤を押すと音声が流れるもので、32文字分を記憶させておいて再生することもできるもの。自在に使いこなす様子に成長を感じる。しかし、「おとうさんは いつもへんなことばかりいう あはん」とかではない文を入力して欲しいものです。


2012年1月3日
新年の息子語録(1)(いろいろと面倒なことを言うので父が「あー、はいはい…」と生返事をしていると)「『はい』は一回でしょ! ハイハイはこうでしょ!」と言って、おもむろに四つん這いでハイハイを始め、「赤ちゃんじゃないんだから!」とプリプリ怒っていました。


新年の息子語録(2)(風呂場で父の頭に白髪を発見して)「おとうさんに『しろけ』がはえてる! しんじゃやだよー!」…それは「しらが」です。そして、人間は白髪が生えたぐらいでは死にません。


2012年2月16日
昨日は保育園の保護者会に行ってみた。日常的に送り迎えで園には行くし、行事にもいろいろ参加してきたのだけれど、考えてみたら、保護者会に行くのは5年で初めてのこと。


担任の先生からは、最近子供同士で、だれが「なかま」「あいぼう」でだれがそうじゃないか、といったグループ形成がある、との話。4〜5歳児でも10数名集まれば、「社会」なんだなあ、と思う。


息子も5歳児なりにクラスの人間関係について感じるところはあるらしいのだけれど、普段色々尋ねても、固有名詞を挙げて誰かをなじるようなことはしないと決めてるようで肝心なところは「忘れた」と言い張る。


まあしかし、小さな「社会」を形成してるのは、クラスの親たちも同じ、ではある。かつては子供だった親御さんにも覚えはあるでしょ? と先生は言うのだけれど、けっこう毒のあるその皮肉にママ達は気づいてたのかどうか。


2012年2月22日
息子は最近、簡単な足し算引き算を(指を使ったりしながら)できるようになってきたので、たまに親子で問題の出し合いをしたりするのですが、息子の出す問題は、なかなかの難問。……


……「冷蔵庫にアイスがあります○○くんは、たくさん食べました。さて何本食べたでしょうか」・・・いや、それは算数の問題ではありませんよ。難問すぎる。。


2012年3月27日
保育園に迎えに行くと、「リュックの中に『金のがちょう』(※こないだ発表会でやった)のセイフクが入ってるよー」 、と息子。「制服」じゃなくて「衣装」が正解。まあ、似たようなものだけど微妙にちがうような気もして、 笑わせてもらいました。