days of thousand leaves

文学研究者のひとりごと

旅立ちの季節


昨晩は恵比寿にて、九州方面の仕事に就くことになった友人の送別会。


大学院(修士課程)に入った頃からの仲なので、かれこれ15年くらいの付き合い。
改めて歳月を数えてみて、ちょっとびっくり。


行ったお店は「さいき」という居酒屋。
いろいろな作家たちが通ったお店と聞かされながら行き着いたのは、
写真の如くなんとも風情のあるお店。
「徒に文学的雰囲気を醸し出している」(某氏談)その友人のために
セレクトされたお店でした。


暖簾をくぐって店内に入ると、カウンターはすでに常連さんで埋まっていて
威圧感たっぷりでしたが、こちらは2階のお座敷へ。
島尾敏雄の色紙が飾られた部屋のつり棚には、なぜか『国歌大観』が並んで
いて、地震が来たらちょっと怖い感じでしたが、とても落ち着く雰囲気で
(貧乏学生時代に住んでいた、築ウン十年のアパートのようだった)
ゆっくり出される肴をつまみながら、ながながと歓談してきました。