days of thousand leaves

文学研究者のひとりごと

25年ぶりの再会

中学時代の同窓会に出席するため、木更津へ。久々に
内房線に乗ってみました。


実家には年に何回か顔を出しているものの、最近は
専ら車を使ってアクアライン経由で行っているので、
電車に乗るのも木更津の駅前に出るのも、かなり久し
ぶり。


少し早めに着いたので、駅前を散策してみました。


夕暮れ時の木更津駅前。


なんだか寂しげ。アクアライン開業以来、駅前はほとんど
高速バスの発着所と化していて、衰退の一途。




中学生の頃に通っていた塾が入っていた駅前のビル。
上から下まで、まったく空っぽ。何の看板も残っていない。




ダイエーも、更地になってしまった。




看板には「音楽の小径」とあります。ここを左に折れる
と、かつては楽器屋さんとレコード屋さんがあったので
こんな名前が後から付けられたのですが、いまやどちら
も存在せず(跡地はカラオケボックスになっていたので
辛うじて看板に偽りなし?)


ここにあった「ミントンハウス」というレコード屋さん
にはお世話になってました。いつもヘビメタ風のバイトの
お兄さんがいて、中学生にとってはコワくて仕方のない
感じでしたが、レコードを買うと、そのお兄さんがもの
すごく丁寧に盤面を拭いてくれた(それが、なおいっそう
コワかったのですが)。




高校生の頃、部活の帰りに立ち寄って、閉店(23時くらい?)
まで居座ったりしていた喫茶店は健在。いまも高校生のたまり
場になっているのでしょうか。




右側に見えている古本屋さんは、私が上京した後にできた店。
母校で教育実習をしていたときに、よく立ち寄りました。
久しぶりに入ってみると、カウンターの方からヴェルディ
「レクイエム」が…。廃墟みたいになってしまった駅前の風景
とマッチしすぎていて、空寒い気分になりました。




まだ時間に余裕があったので、ちょっと回り道をして、出身高校
の前を通ってから、同窓会の会場に行くことに。




駅から高校へ向かう途中で渡る矢那川の畔。ここで道は二股に
なっいて、川沿いの道と、もう一本内側を通る道とに分かれる。
川沿いの道(少し遠回り)は、カップルロード(?)みたいな
位置づけになっていて、カップルはよくこちらを通っていた
ような。桜並木になっていて、春は綺麗な景色になるところ。




これが高校。もうだいぶ日が暮れてきたので、この後はまっすぐ
同窓会の会場へ。


最近、SNS絡みで再会した友人(ほんとにかっこいいタップ
ダンサーになっていました)に連絡をもらって参加した同窓会。
ほとんどの面々とは25年ぶりの再会。なかには幼稚園から高校
まで一緒で、しかし卒業後は全く会っていなかった幼なじみも
いたりして、貴重なひとときでした。


私はといえば、誰からも「やせたよね?」と言われるのが、
ビミョーに嬉しいような、嬉しくないような。単純に数字
から言えば、25年前に比べて今はたぶん15kg増くらいになって
いるはず。それなのに「やせた」と言われるのは、どういうこと
なのだろう?(そんなにぽちゃぽちゃした中学生だったのだろう
か?)


まあ、何はともあれ、懐かしいひとときを過ごしてきました。
もう夏も終わり。そして、いろんな宿題が片付いていないのも、
昔と変わらず…。